ストレッチとオステオパシー
オステオパシー施術家のめぐみです。
今回は、ストレッチについてのお話。
【ストレッチの是非】
最近、ストレッチ専門店が増える程に、ストレッチが流行っているような気がします。
何故ストレッチ専門店が出来ているのでしょう。
それは、
気持ち良いから!!
硬い部分を伸ばせば良くなると思う人が多いから!!
そして、自己流のストレッチが身体を悪化させているからです。
皆さん、ストレッチ=ひたすら伸ばす。
そう思っていませんか?
伸ばせば身体が柔らかくなって、動きやすくなる!
そう思っていませんか?
いいえ。
運動をする訳でもないのに、過剰なストレッチをしてしまうと、筋肉を弱くしてしまい、余計に身体を悪くしてしまいます。
例えば筋肉や腱を、太い輪ゴムだとしましょう。
無理のない範囲で伸ばせば、縮んだ時に輪ゴムは正しい長さ太さに戻る。
無理して伸ばせば、伸びきったまま、弾力を失い元に戻らない。
縮まない弛んだ輪ゴムって、役にたちませんよね。
弱いし、機能を失っています。
筋肉も同じ事が言えるのです。
無理して伸ばし過ぎれば、筋肉は水分を失い、弾力も失い弱体化します。
弱くなった筋肉を庇うために、他の組織は負担が掛かり、あちこち痛くなる。
これ以上伸ばされたくない身体は、硬直します。
はい、コリの誕生ですね〜^_^
しかもピーンと筋張ったコリです。
【今からでも間に合う、身体の正しいケア】
決して、ストレッチが駄目な訳ではありません。
全く身体を動かさないのも、筋力や腱の弱体化につながりますからね。
自分の身体の状態に合わせた正しいストレッチをする事で、健康を維持する事ができます。
ただし、もしも骨が歪んでいたり、身体が異常に固まっていたら、どんなに正しいストレッチをしても効果はあまりありません。
ストレッチをする前に、自身の身体の状態を知る事が大切です。
どこに制限があるのか、歪んでいるのか。
どの筋が弱化しているか。
【オステオパシーは、筋力の弱化を防ぎ強化にも役立ちます】
私が行うオステオパシーは、ただ伸ばすだけのストレッチは行いません。
まず筋力が弱っている原因を取り除きます。
骨格や関節が原因なら、骨格関節のバランス整え、筋膜が原因なら、筋膜を。
その後に、関節を馴染ませる為の強化テクニックを施し、安定へと導きます。
この時にストレッチが必要な人にはストレッチを施すのですが、伸ばした所から、お客様自身に抵抗を加えてもらいます。
例えるなら、手のひら同士を合わせ力を込めるような。
ストレッチした状態から少し負荷を掛けてもらう事で、筋肉は正しい位置に戻ろうとし、硬かった部分が緩み始め、可動域も広がっていきます。
また、これ以上伸びない!と感じる手前で行うので、無理なく身体の柔軟性を取り戻せます。
令和のスタートは、自分の身体を無理なく整える事から、始めてみましょう(^ ^)
ありがとうございました😊
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