髪とココロの関係2
-伝統芸能「相撲」は神事だった-
お相撲さんも、実は神様の役目をしているのです。
神様同士(国つ神、天つ神)が闘っている所を表している。
はるか昔から、大きなものには、人の畏敬、尊敬が集まります。
大きな体で戦う事、存在自体が力の象徴であり儀式になる。
しこを踏むというのは、地面の神様を鎮めるという儀式でした。
そして、お相撲さんは髷がゆえなくなった時、つまり髪が薄くなったら引退します。
神ではいられなくなるのです。
-髪に宿る力-
巫女さんも、本来は髪の毛が長い女性じゃないと勤められませんでした。
髪の長さは「意思の強さ」「力」を表しているからです。
逆にお坊さんは、髪に色々なものが宿るから、それを捨てる事で俗世を離れます。
力とか、そういったものと無縁な世界に生きるので、お坊さんは人間に数えてはいけない存在になります。
俗世から離れている存在、つまり死んだ人に数えられます。
だからお坊さんは税金を払わないんです。
神事と髪は、密接に関係しています。
まさに、言霊(コトダマ)ですねー。
では、また次回に続きます。
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